FC2ブログ
プロフィール

ころた

Author:ころた
芦ノ湖と相模湖にしかバスがいない頃にルアーを始めた。師匠は常見忠、開高健(心の師匠ね)。吉田幸二よりは若い、ちょっとだけ。
30数年間の技術者としてのサラリーマン生活を終え、いまや悠々自適(と言うほど余裕はない)。技術者の悪い癖で理屈ばかりにやたらうるさい。当然、釣りも理屈詰めとなる。よって頼りにしたのは科学文献。文献検索を重ね魚類や湖、その植生などを紐解くと、出るは出るは面白情報の山。その一部をおすそ分けします。

HP復活から

津久井湖惨敗の敗因を探る

13日の金曜日、コロナ禍でジェイソンさえも活動を自粛した呪いであろうか、
絶好のコンディションの津久井湖でオデコを食らった。正確には仔バス1尾。しかし気温20℃、水温12℃、適度な南風、増水したワンド、と言う絶好のコンディションにあってはオデコに等しい。惨敗だ。コテンパンだ。

当日の様子は前編をご覧いただくとして、ここではその敗因を深堀していこう。
・何を読み間違えたか。
・どう釣り損なったか。
・何が足りなかったのか。


結論から言えばバスは見つけ出せていた。しかし食わせられなかった。
前編でも書いたように当日の狙いは狙うならワンドの奥および島周りのシャローだった。冬の冷え込みの浅かった今年の水温は、例年に比べて冬の最低水温が2℃以上高かった。現在の水温は早や4月中旬並み。バスの暦も1か月前倒しされているはずだ。すなわちバス達はもうスポーニングを意識してシャローに出ている。水温の変化等によりベイトを追うスイッチが入るはず。ならば水深2m以浅の水草の中から、急に増水した水面を意識している。あるいはより浅い岸沿いのストラクチャーに身を寄せている。

その読みは当たっていた。2mラインで仔バスを掛け、40cmクラスのチェイスもあった。そして何より島のブッシュに潜む50upを目撃しアプローチした。スレ掛かりのバスもあった。
バスはそこにいたのだ。
しかし食わせられない。

その象徴的な場面はやはり50upとのやり取りだ。振り返ろう。
ヤツは上からブッシュが覆いかぶさる島の岩盤際にいた。水深30cm、ゴロタ石の底面、ブッシュは岸から2~3mは伸びている。これが非常に厄介。水草ではない。枝だ。それも水底に沈んだ枯れて何年も経つ木ではない。言わば新鮮なのだ。するとどうなるか。ゴツゴツと折れ曲がり、節々がささくれている。つまりラインが容易に絡みつく。ただでさえルアーを繰り込む隙間がないのに、ラインが枝に触れただけで絡みつく。

プランではハードルアーをメインに据えていたのだが、さすがにここはワームの出番。クローを軽めのテキサスに組んで枝の隙間から落とし込もうとした。が、実際に狙おうとすると、とても無理。少し狙い場所をずらし、ヤツの目線の先のちょっとだけ隙間のある地点の岸に当てて水面に落とす。軽めのシェイク、小さなジャーク、長めのステイ。
振り向かない。もっとタイトに攻めないとだめだ。
ヤツの前に戻って、リスクは承知でダイレクトに狙おうとした。スピニングに持ち替え、ノーシンカーのパドルを送り込もうと試みた。直線的なルートはない。あるとすれば上からチョウチンだ。フリッピングで上の枝から落とし込むと、、、ラインが枝に絡まった。巻かれた訳ではない。単に擦れただけ。それでもカサカサしたこの枝にPEラインは絡みついた。

The End....
当然、50up君は砂塵を上げて逃げて行った。

IMG_20200313_121832.jpg
(木の上に打ち揚げられたボートが何物かを語る・・・)

ここでの問題点は大きく分けて2つ。一つはテクニカルなスキル。それも2つに分けられて、一つはもちろんキャッスティング。あの絡み合った枝の奥の奥にルアーを送り込むスキルは私にはない。と言うか、できるのかな?あるとすれば私が試みたような上からのチョウチン釣りくらいしか思い浮かばない。バックスライドなんてせいぜい数10cmでしょ。2mはスライドしてくれないと、あそこには届かない。スキッピング?無理無理。
もう一つは操船スキルだ。風はそこそこあった。3~5m程度か。この風にハンドエレキ搭載のレンタルボートがあおられる。大場所ならいざ知らず、「そこにいるバスにこの枝の隙間からルアーを送り込む」には「ここ」しかない。その「ここ」にボートを止めておけないのだ。フットだともう少しコントローラブルなのだろうが、私のハンド操作術ではあれよあれよと流される。

大きく分けた2つ目の問題点はタックルだ。今回で言えばラインだ。
今回のプランではハードルアーに重点を置いたので持ち込んだのは、
①スピナベメインのクランキングロッド+カルカッタ+14lbナイロン
②ジャークベイト、サーフェースプラグ用のショートロッド+ABU4600+8lbナイロン
③ラバジ,チャターベイト用6ft+ABU4600+12lbフロロ
④ワーム用スピニングロッド+チームダイワS+16lbPE

なのでノーシンカーには④を使用した。しかし前述の通りここのブッシュをPEで狙うのは非常に困難。かと言って細いナイロンではたとえバスを掛けられたとしても、ブッシュから50upを引き出す事は難しい。
よりヘビーなタックルが必要だった。6.6ftのフリッピングロッドに20lbナイロンを巻いたベイトリール。ノーシンカーは諦めて軽めのテキサスで上から何とかルアーを落とし込み、じっとバスが振り向くのを待つ。そんなところか。

バックスライドってもっと距離が稼げないのかな?
引いてルアーを上に上げ、フリーフォールで奥に泳いでいく。風上に進むヨットの要領でしょ。
理論的にはできるよ。真面目に考えてみようかな。

バスにオデコはない。釣るか学ぶかだ・・・

NHKの「奇跡のレッスン」をご存知か。毎回、スポーツのレジェンドが子供達を指導する。これが我々大人たちにとっても深~いのだ。1か月ほど前に放送されたのはテニスのサーシャ・バイン。ご存知、大坂なおみをトップスターに押し上げたコーチだ。彼が大阪の高校テニス部を指導した時に言った言葉。
「試合に負けはない。勝つか学ぶかだ。」

さすが。ポテンシャルは十分なのにメンタルが弱くてくすぶっていた大坂を、1年足らずで全米を取るまでに成長させた名コーチのいう事は違う。
トーマス・エジソンも電球の開発で何度も失敗していた事を新聞記者に質問された時、
「私は実験に失敗した事など一度もない。この材料では点灯しないという実験を100通りも繰り返していただけだ。」
と答えている。そしてアインシュタインも言う。
「失敗したことのない人間とは、何も挑戦したことのない人間である。」


「何をグダグダ言ってるんだ。要はオデコ食らったんだろ?」
・・・・・・
そうとも言う。が、フーテンの寅は言う。
「言っちゃったね。それを言っちゃあお仕舞よ。」

時は3月13日。コロナの影響でジェイソンさえ活動を自粛するとの声明を出した13日の金曜日、あろうことか津久井湖に出掛けた。悪い外来魚をお仕置きしようと。。。
相模地方はここ3日間は春めいたいい天気。この日も朝から穏やかで最高気温は20℃。風は午前中は穏やか。午後から風が強まったが、気温の高い今日なら大歓迎だ。
宮ケ瀬ダムからは3t/s放流。城山ダムは全放流量17t/sと平常運用。結果、3日前のまとまった雨のおかげで水位は微増し、満水から-0.5mとなった。

絶好のバス釣り日和。悪い訳がない!当初のプランはこうだ。
冬の間、冬水位でほぼ満水だった津久井湖は、ここ1か月の雨の少ない間に1.5m減水した。それが3日前の雨と宮ケ瀬の放流により、沼本ワンドには道志川からまとまった水が流れ込み、水位は1m上昇した。道志川に開くワンドの入口付近の水はまだ水温は低いだろう。狙うならワンドの奥、島周りのシャローだ。
一大スポーニングエリアである沼本ワンドにネストを張るには早すぎるが、スポーニングを意識したデカバスはもうワンドに入っている。そして水温の上昇する午後には盛んにベイトを追うだろう。ならば今日はフィネスは要らない。ハードルアー一本勝負!
水草と枯れ木で覆われた浅瀬を攻めるにはスピナーベイトとフローティングミノーだ。強気にジョイクロも追加しよう。爆釣の予感がする。自己ベスト更新かも。。。

さて沼本ボートで親父さんに話を聞くと、一昨日は50upが2本、休校になってヒマな小学生も40upを上げている。ほらぁ絶好のコンディションじゃん。これは行けるぞぉ。
で、プラン通りワンド内を30分ほど撃っていくと、島周りの3mラインでロングAに元気なバスがヒット!難なく抜き上げると25cmのチビ。ほらほら、やっぱりね。津久井でこんなに早くバスをゲットできる事なんてないから。子バスだろうが何だろうが。
俄然やる気を出して同じようなラインをトレースしていく。
1時間、2時間。。。
釣れない。

おかしいなぁ。ちょっと作戦を変えるか。より岸にタイトに近づきブッシュや水草をかき分けるようにルアーを送り込む。
いた。
しかもでかい。50cmは余裕で超えるバスがブッシュの奥、水深ほんの30cmの岸際に貼りついている。しかしあそこにルアーを送り込む手段がない。少し先回りしてルアーを打ち込める位置で待ち伏せていたが、ボートが風で流される。しかもルアーの狙い所はごく限られた1か所だけ。岸にテキサスに組んだクローをぶつけてから水に落とし、シェイクを繰り返したが結局バスは逃げてしまった。

IMG_20200313_082141a.jpg
(この左手のブッシュの奥に奴はいた)


この時の水温は表層、下層とも12℃。ちなみに今年の冬は最低でも水温は最低7.5℃。例年より2℃以上高かった。当然、水の中の春の訪れは早い。12℃と言えば4月中旬の水温だ。だからバスはシャローに出ている。
読みは外れていない。
でも釣れない。

その後も40cmクラスの見えバスにアプローチし、チェイスさせるもヒットに至らず。さらに道志川のワンドへの入口の岬でスピナベにスレ掛かり。
結局、型を見ずに4:30投了。今日の状況でチビバス1匹は私の望んだ結果ではない。オデコに等しい惨敗だ。
帰って来てボート屋の親父さんに聞くと、今日のバサーはあと一人。彼も1匹掛けたもののバラして、結局オデコ。それも手ごたえは大きかったと言う。

バスはいる。その手ごたえはあった。しかも2日前には50upが3本も上がっている。釣れる要素はアリアリだった。
それでも釣れない。なぜ?
これを分析しなければ「学び」はない。失敗を失敗で終わらせてはいけない。次回、じっくりと分析しよう。
バスリンク
バス記事満載、釣りブログはこちら
にほんブログ村 釣りブログ バスフィッシングへ
にほんブログ村 釣りの世界
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム
検索フォーム