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ころた

Author:ころた
芦ノ湖と相模湖にしかバスがいない頃にルアーを始めた。師匠は常見忠、開高健(心の師匠ね)。吉田幸二よりは若い、ちょっとだけ。
30数年間の技術者としてのサラリーマン生活を終え、いまや悠々自適(と言うほど余裕はない)。技術者の悪い癖で理屈ばかりにやたらうるさい。当然、釣りも理屈詰めとなる。よって頼りにしたのは科学文献。文献検索を重ね魚類や湖、その植生などを紐解くと、出るは出るは面白情報の山。その一部をおすそ分けします。

HP復活から

台風19号による利根川下流域への影響

台風19号の犠牲になられた方のご冥福をお祈りすると共に、被害にあわれた皆様をお見舞い申し上げます。実際に私の会社の宮城事業所の従業員の中にも、被害にあわれた方が多数いました。改めて水害の恐ろしさを実感しました。

私のホームレイクである利根川下流域も例外ではありませんでしたが、豊かな田園地帯に洪水の被害が及ばなかった事は不幸中の幸いでした。
あの日、霞ヶ浦・北浦をはじめとする利根川下流域はどのような状況なのか、その後どうなっているのかを調査しました。

large.jpg

まず史上最強と言われた台風19号の進路ですが、静岡に上陸し関東・東北を縦断するという最悪のコースをたどり、各地に大雨を降らせました。10月17日時点で死者77名、堤防の決壊は、59河川の90か所に上っています。  (国際気象海洋(株)提供
その雨量は神奈川県箱根町では12日の降水量が922.5ミリに達して国内最高記録を更新したのをはじめ、各地で記録的な大雨となりました。土浦気象台では10月12日の降水量が135mm、最大風速13.0m/secと記録されています。霞ヶ浦・北浦からは雨の芯は外れたのですね。

この影響を受け霞ヶ浦・北浦の水位は以下のようになっています。

グラフィックス1
国土交通省 川の防災より引用 

霞ヶ浦河川事務所のTwitterを見ても、利根川下流域は洪水を逃れたようで、何よりです。

それでも湖岸や河岸のコンクリート護岸は全て水没しました。1017日現在でもまだ水没したままです。

また常陸川水門は台風来襲時には高潮のため閉門されていたのですが、かなりの量の海水が水門を越えて常陸利根川に流入した模様です。その後の開門操作により海水の影響はなくなったとは思いますが。

 

では水質はどうだったのでしょうか?

同じく「川の防災」のHPから追っていきます。地点は「41.北浦で何が起こっているんだ?」でも紹介した北浦の安塚を取り上げます。

グラフィックス2

10/12 21時に台風19号により暴風雨圏となった北浦は、瞬時に濁度が上昇しCODも高まりました。水温、PHはこの時点では微動の範囲。10/13以降は濁度とCODは平常値にむかって減少し、PHは台風前よりも低下しています。水質的には魚類には好ましい状況となったと言えるでしょう。少なくとも「41.北浦で何が起こっているんだ?」で紹介したPH11.9などという悲惨な状況ではありません。

ちなみに北浦上流部の湖水がこのPH11.9という強アルカリ性の状態をいつ脱したのか、恥ずかしながら追跡できていません。我ながら飽きっぽいと言うか、無責任と言うか・・・

 

 

さて、一応釣りブログなので「では利根川下流域でどのようにバスを釣るんだ」という観点で考えてみましょう。この非常時に何を呑気なことを言っているんだ、と言うお叱りはごもっともですが、当分は空想上の Rocking Cheir Fishing ですのでご容赦下さい。

 

上述の通り水質的には、特に北浦上流部は劇的と言っていい程、改善しました。また(元々、霞・北では影響は小さいとは言え)フォール・ターンオーバーも一気に解消したと言っていいでしょう。水温は約20℃とこれも絶好。

また周囲の田んぼもすでに稲刈りを終えていて水はとうに抜かれているため、田んぼからの濁水の流入は多くないでしょう。あるとすれば収穫期である蓮田からの泥水の影響。しかしこれも逆に大量の雨水に薄められたのではないでしょうか?

 

こう考えるとバス釣りには良い条件ができたことになります。秋の乱食いシーズンに一気になだれ込んだことが期待できます。

ならばバスはベイトについて動き、さかんにフィーディングするのではないでしょうか。肝はベイトの位置だと考えます。5060cm上昇した水位は当分このままでしょう。すると今まで繁っていた岸沿いの水草は水没している。ベイトはここに集まっていると見ました。そこでは身も潜めるし、小さな虫などの餌になるものもある。通常は水深030cm程度だった超浅瀬も、今は1m近くあります。バスは十分に入ってこられる。

まずはこういったエリアを狙いたい。霞ヶ浦、北浦の水草エリアです。

 

支流や常陸利根川本流はさすがに流れに翻弄されてしまったのではないでしょうか。台風の最中はバスも本湖のディープやワンドの奥に逃げ込んでいたと思われます。そこから元居た場所に積極的に戻ってくるのか? 戻るべき要素があれば戻るでしょう。それは水温、水質、ベイト。しかし、どれをとっても今の時点でバスが積極的に支流等に戻るとは思えません。

私なら支流・本流は選択肢から外します。本湖一本勝負

 

 

今回は最初のお見舞い文から始めたので、終始「ですます」調になってしまいました。我ながら違和感がありますね。次回は元のぶっきらぼうな文体に戻します。あしからず。


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