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ころた

Author:ころた
芦ノ湖と相模湖にしかバスがいない頃にルアーを始めた。師匠は常見忠、開高健(心の師匠ね)。吉田幸二よりは若い、ちょっとだけ。
30数年間の技術者としてのサラリーマン生活を終え、いまや悠々自適(と言うほど余裕はない)。技術者の悪い癖で理屈ばかりにやたらうるさい。当然、釣りも理屈詰めとなる。よって頼りにしたのは科学文献。文献検索を重ね魚類や湖、その植生などを紐解くと、出るは出るは面白情報の山。その一部をおすそ分けします。

HP復活から

こんな時こそロッキンチェアフィッシング! (Vol.1)

自粛自粛自粛!
いつ行っても大きな湖にポツンポツンとしかボートの浮いていない津久井湖の沼本ボートも、このご時世で休業中。いや、海だろうが川だろうがどこもかしこもだ。津久井湖なんて一番近くで釣っているボートまで300mは離れている。これでウィルスを移してみろってんだ!
などと吠えたところで仕方がない。これでノコノコ出掛ける奴は、休業要請を破って営業しているパチンコ屋に押し寄せる中毒患者と同じだと思おう。ジョーシキ的な大人はStay Homeなのだよ。
ならば正しい大人のバサーはどうすればいいのか。お教えしよう。

こんな時こそロッキンチェアフィッシングだ。

バスフィッシングは頭脳のスポーツ。いつも言いているよね。それを突き詰めれば湖に行かなくたって結構楽しめるのだよ。ロッドもリールもルアーもなくたって、大いに楽しめるのだよ。
例えば例えば。。。

今日は雄蛇ヶ池に出掛けるとしよう。千葉のメジャースポットの一つである雄蛇ヶ池は東金市に位置する湖。私は50年近くも前にヘラブナ釣りに行ったきりだ。もう全く覚えていない。今回はここに決めよう。
まずは地形だ。
Map.jpg

雄蛇ヶ池は面積25万㎡、周囲4.5kmの農業用貯水池。最深部で水深4m、地図で分かる通り、房総半島の付け根に位置し、東京湾と九十九里浜との分水嶺にあたる高台にある。標高は15m、流出する北幸谷川から真亀川を経由し、九十九里の河口まで約12kmだ。高台の上にあり地図上では大きな流入河川は確認できないが、地形から見て東側から南に何本かのインレットがあるはずだ。そして東側に農業用水路へ続く水門がある。

そしてこの湖は人間に翻弄され続けているのだ。私の記憶する雄蛇ヶ池は、石積みの護岸に釣り座を構えて20尺近い長竿でヘラブナを狙ったこと。それがたしか1975年くらい。その頃の雄蛇ヶ池は入り江と言う入り江はリリーパッドに覆われていた。バスなんてまだほとんどいなかったと思う(放流されたのは1971年という記録もある)。当時は外来生物法もないので放流は違法でも何でもないが、生態系などあまり考慮せずに放流したのだろう。
その後1980年代に、雄蛇ヶ池は広がりすぎたリリーパッド除去を目的としてソウギョを放流する。するとリリーパッドを始めとする水草は激減。そこに棲む小魚は減り、それを食していたバスも減った。しばらくするとまた水草が繁茂し、またまた2006年にソウギョを追加放流する。
何をやっているんだか。。。人間の愚かさの象徴のような湖なのだ。

そこは今回の主題ではないのでこのくらいにして、肝心のロッキンチェアフィッシングに出掛けよう。
平地にある湖だと周囲の農耕状態や町の下水、工場排水等をチェックしてインレットの良し悪し、狙い時期等を推察するのだが、雄蛇ヶ池の場合、それらを経由するインレットはなさそうだ。すなわち水は置換率が低く淀んでいる。当然、水質は冨栄養。夏にはアオコに悩まされることだろう。

ちなみにもしも雄蛇ヶ池が東金市の真ん中にあり、農業用水が流れ込んだり、町の下水が流れ込んだりするような場所にあったらどうするか。私は市のHPから農業の状況や上下水道の情報を仕入れる。例えば東金市役所のHPを見ると、市の人口は53000人、うち1次産業従事者は1600人。農耕面積は23万aで、田が18万a、畑が3.6万aとなっている。Google Mapを見ても御蛇ヶ池周辺には水田が広がっていて、ここに雄蛇ヶ池の水が供給されているのだろう。
逆に御蛇ヶ池にこの田畑の水が流れ込んでいるとしたら、調査する項目が一気に増える。何を植えているのか。その栽培、収穫の時期はいつか。水田ならば代掻きはいつか、水抜きはいつか。今年の冬は雪が多かったか。去年の秋の台風はどうだったか。夏の暑さはどうだったか。梅雨の雨量はどんなだったか・・・
これらをかき集めて仮説を立てる。例えば、
・去年の夏は異常な暑さで、田畑は害虫に悩まされただろう。すると田畑では農薬を多く使ったはず。そして台風による雨も少なく、この春の雨によりそれが一気に湖に流れ込んだ可能性が高い。
あるいは別の年なら、
・去年は雨が多く、梅雨時も台風シーズンも異常なほどの雨量だった。通常は町の下水で淀んでいた流入河川の水質はよかったはずだ。そこへこの春の少雨。湖のインレット付近は水底の状態は良く、水の動きも緩い。
などなど・・・

要は妄想を膨らますのだ。
長くなったので後編に続くのだ・・・
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