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ころた

Author:ころた
芦ノ湖と相模湖にしかバスがいない頃にルアーを始めた。師匠は常見忠、開高健(心の師匠ね)。吉田幸二よりは若い、ちょっとだけ。
30数年間の技術者としてのサラリーマン生活を終え、いまや悠々自適(と言うほど余裕はない)。技術者の悪い癖で理屈ばかりにやたらうるさい。当然、釣りも理屈詰めとなる。よって頼りにしたのは科学文献。文献検索を重ね魚類や湖、その植生などを紐解くと、出るは出るは面白情報の山。その一部をおすそ分けします。

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千葉県でアカゲザルの混血種57頭を駆除 : これじゃナチスだ

2/20のニュースには驚かされた。千葉県の高宕山自然動物園で飼育していたニホンザル164頭のうち、57頭が特定外来種のアカゲザルとの交雑種であることが分かり、駆除された(すなわち殺された)というニュース。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170220-00000068-asahi-soci

アカゲザルやその交雑種は生態系に悪影響があるとして、外来生物法の規制対象になっており、同園で飼うことは認められていない。よって殺処分であり、駆除した上で慰霊祭を執り行ったとのこと。
ちょっと、いやかなり驚いた。サルだよ、サル。人に一番近い動物の存在を法律が許していないという理由で殺すのか。バスを巡る議論にも通じるものがあるが、これはナチスの純血主義となんら変わらない。ブラックバスがアカゲザルになり、行きつくところはユダヤ人狩りだ。命はそんなに軽いものなのか?一方の命を奪うことで得られるものって、そんなに大きなものなのか?

人は他の生き物の命を奪って、生きている。生かされている。動物だって同じだ。みな自分より弱い者を食って生きている。それが自然だ。魚だって昆虫だって同じだ。
でもそこに人が介在すると、自然の摂理から逸脱した行為が生まれる。生きていくことに関係のない部分で、他の生き物の命を奪っていく。我々釣り人だって、己の楽しみのために魚の命を時には奪う。それでもその命を己の糧にするのなら、釣りは自然の中に組み入れられると言っていい。だから魚と言えども、命を無駄にするな。
対してこの「生態系を守る」という旗頭の下に行われる殺処分はどうか?近い種の間の交雑なんて自然界で普通に行われてきたことだ。じゃなきゃ人間なんて今の姿をしていない。それに現代に生きている家畜は全て交雑の結果だ。純血種なんてどこにいる。そしてそれら交雑種に生きる権利はないと言うのか?在来種の純血を守るなんて、学者の自己満足だけだろう。いつまで、どこまで続けるんだ?道産子がサラブレッドと交雑したら殺すのか?バンドウイルカがシロイルカと交雑したら殺すのか?日本人とロシア人の交雑はいいのか?そのうち彼らの言う日本人純血種なんていなくなるぞ(どれを純血種と呼ぶのかさえ分からない)。

バスの場合は交雑ではなく、食害による在来種の絶滅を恐れての駆除だと言う。ここの議論はまた別の機会にするが、己が生きるために他の魚を食べるという自然な行為の代償が、バスにとっては無駄に、全く無駄に殺されるということになった。バスだって誰かに食われるのなら泛ばれる命が、ただのゴミ扱いだ。
断っておくが私はブラックバスの身勝手な放流には大反対だ。そいつらは外来種を殺して満足している人種と同じように、私は軽蔑する。それもまた命を大切にしていないことに他ならないからだ。だが、そこに根付いてしまった生き物を、無駄に駆除するなんでことはすべきではない。

人間という種は本当に身勝手だ。楽しみのために他の命を奪う。自己満足のために他の生物を滅ぼす。己の都合のために同じ種とさえも殺し合う。最低の動物だ。
 
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