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ころた

Author:ころた
芦ノ湖と相模湖にしかバスがいない頃にルアーを始めた。師匠は常見忠、開高健(心の師匠ね)。吉田幸二よりは若い、ちょっとだけ。
30数年間の技術者としてのサラリーマン生活を終え、いまや悠々自適(と言うほど余裕はない)。技術者の悪い癖で理屈ばかりにやたらうるさい。当然、釣りも理屈詰めとなる。よって頼りにしたのは科学文献。文献検索を重ね魚類や湖、その植生などを紐解くと、出るは出るは面白情報の山。その一部をおすそ分けします。

HP復活から

井之頭公園の池でアメリカザリガニが急増

今日の新聞を読んでいたら、井之頭公園の井之頭池で2015年から16年に掛けておこなったかいぼりの効果で、池の水質が改善したこと、絶滅危惧種イノカシラフラスコモの復活やモツゴ、クロダハゼ等の在来魚の増加などが見られたと報道されていた。一方でかいぼり時にブラックバスを駆除した結果、天敵の消えた池でアメリカザリガニが激増し、水草が枯れる事態となっているとのこと。
ちなみにかいぼりは公園内の他の池でも段階的に何回か行われ、合計でブラックバス1000尾、ブルーギル13000尾が駆除されたという。そればかりか錦鯉、ヒメダカなどの本来そこにいないはずの生物も駆除されたとこのと。黒い鯉は逃がしたらしい。

井の頭公園にブラックバスやブルーギルが生きている事を良い事とは思わない。アメリカザリガニにしたってそうだ。いない時代に戻れるのなら、そうしたいところだ。でも今は日本中の河川湖沼にアメリカザリガニもブラックバスも生きている。しかし日本では彼らの生きる場所はなく、見つかれば殺される運命だ。その殺され方も、誰に食べられる訳でもなく、焼かれるか埋められるか・・・。生き物としてはなんともやりきれない死に方だ。「魚は痛みを感じるか?」を書いたヴィクトリア・ブレイスウェイトさんに言いつけるぞ!

生態系ってなに? 特定外来種の問題にぶち当たるといつも悩むのがそれだ。生態系は変化しないのか? ダーウィンが知ったら嘆き悲しむぞ。確かにブラックバスもアメリカザリガニも、人間という愚かな生き物の手によって人間の都合で日本に持ってこられた生物だ。だから今度は人間の手によって駆除するのか? しかも井の頭池では自ら駆除したブラックバスの絶滅のおかげて、今度はアメリカザリガニの激増に悩んでいる。ばっかじゃないの!
アカゲザルの交雑種駆除について、再び考えるでも特定外来種とそれを巡る人間の愚行について憤ったが、ここでもまた同じ思いが沸き上がる。以前たまたま見つけた生態系乱す「カナダガン」を根絶 特定外来生物で初 という記事では、2mを超す大型水鳥であるカナダガンを絶滅させたと喜んでいた。駆除すべき生物に大小はないのだ。(カナダガンがなぜ富士五湖にいたのかは不明)

結局、人間に都合がいい生き物は残し、誰かにとって都合が悪い生き物は駆除していくということだ。な~んだ、政界や経済界の基本ルールじゃないか。
でも、それでいいのか日本人!


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