プロフィール

ころた

Author:ころた
芦ノ湖と相模湖にしかバスがいない頃にルアーを始めた。師匠は常見忠、開高健(心の師匠ね)。吉田幸二よりは若い、ちょっとだけ。
30数年間の技術者としてのサラリーマン生活を終え、いまや悠々自適(と言うほど余裕はない)。技術者の悪い癖で理屈ばかりにやたらうるさい。当然、釣りも理屈詰めとなる。よって頼りにしたのは科学文献。文献検索を重ね魚類や湖、その植生などを紐解くと、出るは出るは面白情報の山。その一部をおすそ分けします。

HP復活から
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ルアーフィッシング黎明期 その5 : 湯川をレインボーが切り裂いた日

 で、このロッドがさく裂するのはその年の春。俺は高1になってすぐのゴールデンウィークだ。その頃、俺の叔母が奥日光湯元の某ロッジを管理していて、毎年夏休みには1,2週間遊びに行っていた。しかし今年はウエポンがある!何としても早く行きたい。毎年5月1日に解禁する湯ノ湖湯川がターゲットだ。憲法記念日に高校の友人2人と東武特急に乗って日光に向かった。
解禁3日目の湯ノ湖はアングラーでごった返していた。ウェーダーもない我々は湖を諦め、湯川を下って行った。連れの2人は釣りはやったことがあるレベル。彼らはルアーではなく延べ竿にイクラ餌でトラウトを狙う。俺は当然、ミッチェル410にオリンピックのグラス竿。ウルトラライトのロッドがここでは威力を発揮する(はず!)。解禁直後の連休だ。ここ湯川にも釣り人は多いが、釣り下って行けばポイントは見つけられる。俺はスピナーを中心に川岸から基本、上流に投げ込んでいく。友人はその周りで足元にエサを流し込む。釣り開始から30分はノーバイト。でも魚の「気」はある。釣れる!

ほら、あそこにマスがいるだろ。見える?
訳知り顔に俺が言う。我々が立っている地点から5,6m上流に黒い魚体が見えた。
「見ててみ。」
 自信たっぷりに俺は言って、魚影の数m上流にメップスアグリア 1/6 Ozを投げ込んだ。上を向いてホバリングしているマスの脇をルアーが通り過ぎようとした瞬間、ゴゴンッと明確な当り。
「えっえっ!」(これは俺)
「おっすげぇ~!」(友人)
 おいおい、自信たっぷりな割にはずいぶん自分が驚いているねぇ。いや、驚くでしょ。そんなに注文通りに釣れた事なんてなかったもん。トラウトらしいファイトを見せる魚とのやり取りを楽しんだ(ホントは必死だった)後、手元に寄せられたのは40cmほどのレインボー
「ホントに釣れるんだぁ。」
「アタリマエだよ。魚の居場所さえ見極めれば一発でしょ。」(嘘である)

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 その後は友人もやる気になって釣っていたが、結局彼らはノーヒット。俺はその後も3匹を追加してビクに魚を収め、意気揚々とロッジに引き上げて行った。夕食のまかない飯に追加してもらったニジマスのムニエルの旨かったこと。それ以上に友人と叔母の賞賛の眼差しが、俺を高揚させたディナータイムだった。(これまた自意識過剰・・・)

 釣りの上で人から「すげぇ」と感心された事って、何回あっただろう。少なくともその第1回目がこれだった。あっ、高校時代にもう1回あったな。それは・・・
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