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ころた

Author:ころた
芦ノ湖と相模湖にしかバスがいない頃にルアーを始めた。師匠は常見忠、開高健(心の師匠ね)。吉田幸二よりは若い、ちょっとだけ。
30数年間の技術者としてのサラリーマン生活を終え、いまや悠々自適(と言うほど余裕はない)。技術者の悪い癖で理屈ばかりにやたらうるさい。当然、釣りも理屈詰めとなる。よって頼りにしたのは科学文献。文献検索を重ね魚類や湖、その植生などを紐解くと、出るは出るは面白情報の山。その一部をおすそ分けします。

HP復活から

特許検索方法

前回の「科学文献検索の方法」に続いて、今回は特許検索の方法についてご紹介したい。
まるで興味がない? そんなこと言わずに覗いてみてよ。面白いネタがあるんだから。

検索は簡単。特許庁の運営する「J-Plat」にアクセスする。
ここのトップページの検索欄に所望のキーワードを入力するだけだ。
例えばキーワードに「プロレス」なんて入力してみると、2019/02/06現在で45件がヒットする。キーワードが特許明細書中のどこかに使われていればヒット対象になるので、「かつぎ上げ落とし固め」だとか「逆さヒザ落とし」なんて言うプロレス技の特許に交じって、「原子力発電」とか「画像処理装置」なんてのがヒットする。なんだ?と思って明細書(特許の詳細を示した文書)を読むと、なんてことはない、プロセスをプロレスとミスタイプしている。こんなのもあるから注意ね。

一つのキーワードで大量の特許がヒットしてしまった時は、AND検索を行う。
「リール」なんて入れようものなら30000件がヒットする。そりゃそうだ。釣り用リールばかりじゃなく、工業用にも多くのリールが存在するのだから。なのでここは目標を絞り込んで、「リール 釣り バス」なんて打ち込むと、一気に16件に減る。逆に少なすぎだ。16件の中にダイワは3件、シマノはたった1件しかない。そんなはずはない。これはキーワードが不適なのだ。
そこで「リール シマノ」で検索をしてみると、ヒット数は2311件。そんなもんでしょ。私一人だって132件を出願しているんだから。大企業シマノの主力製品なら2000upは当然でしょ。

ちなみに上述したように、キーワードは技術項目でも人名でも企業名でもよい。


慣れてきたらいろいろ調べてみよう。例えば「スピナーベイト」。何件くらい特許が出ていると思います?
87件。少ないよね。もっとあるかと思っていた。中には藤木淳とか久保勝彦とかの聞き覚えのあるバスプロが発明者になっていたりする。 


ついでに特許制度について説明すると、特許法に定められる特許権の有効期限は、出願から20年。それ以降は使用は自由だ。
そして出願に掛かる費用は15000円、意外に安いでしょ。特許庁に収める費用としては、まずはこれだけ。ただしこれだけでは他者がその特許に抵触した時に特許使用料を請求することはできない。特許としてその内容が登録するに相応しいかを審査してもらわねばならない。何でもかんでも特許として認められるわけではないのだ。その審査請求に120,000円ほど掛かる。さらにその後もその権利を維持するために年に数万円の費用が必要になる。

ただし、これは特許出願作業を全て自分で行った場合だ。普通は特許事務所の弁理士に特許明細書の作成やら出願作業やらを代行してもらう。実はこれがバカ高い。内容によって様々だが、30~100万円だろう。なので私は自分で行っている(現役時代の業務出願はもちろん会社持ちだが)。

大切なことを忘れていた。特許は工業に関わる製品、技術にしか認められない。よって前述のプロレス技は特許として認定されることはない。同様に「ダウンショット釣法」や「ネコリグ釣法」もダメ。それらをやるための具体的釣り具だったら、特許化できる可能性がある。それが技術的に新しくて、誰もが容易に思いつくものでなければ。
ちなみに「釣り ダウンショット」でJ-Platを検索すると、4件がヒットする。そのうちの2件は実用新案(特許よりも権利範囲が狭く、登録されやすい)に登録された。そのうちの一つはモーリスの出願だ。その公報はこんなものだ。
20190208100503428.gif


特許調査や特許出願、やり始めると結構楽しいんだ、これが。
君もどう?
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